Qui va loin ménage sa monture.

一口馬主の愛馬の話題を中心に、日々のよしなしごとを書き連ねています。

セルバンテス 土壇場で未勝利脱出!!

セルバンテス(9/7 久保田厩舎)

 7日の新潟競馬では後方を追走し、直線外へ。狭くなるシーンもあったがこじ開けるように伸びてきて接戦を制して優勝。「つないだよ。よかった。嬉しいでしょ?俺も使命を果たせて嬉しいし、この馬がファインセラの最後の仔とも聞いていたから、何とかしなきゃと思ってたいたので本当に嬉しいです。正直トモがクタクタしてたし、前走よりは状態も落ちるなと思っていたんです。苦しい場面もありましたが、気合いで凌ぎました。意地の張り合いですね。馬もよく頑張ってくれました。誉めてあげてください。これで時間もかけてあげられるし、成長した姿が楽しみですね」(蛯名騎手)「おめでとうございました。いや~本当に良かったです。あとがない状況でしたからね。前回の出来を10とするならば今回は7~8くらいになるなと見ていたんです。レースではゆっくりめのスタートから点もあまり進んでいかずハラハラしました。直線も狭くなるシーンがありましたが、ジョッキーも馬も気合負けせずにこじ開けてきてくれましたね。今回を逃すと本当に苦しいと思っていただけに勝ってくれてホッとしています。これで時間をたっぷりかけてあげられますからね。それにしてもファインセラはえらい馬ですね。産駒4頭とも勝ち上がらせてくれるのだし、立派なお母さんです。ここまで頑張ってくれましたし、このあとはお休みにさせてあげたいなと考えています。これまでも蹄に敏感なところがあったり、背中腰がクタクタしやすかったりと弱いところを抱えながら使っていましたからね。まずは美浦に連れて帰ってからダメージの有無をしっかりチェックしてから考えていきたいと思います。ありがとうございました」(久保田師)大変お待たせしました。ここまで何度悔しい思いをしたことでしょう。その気持ちがここで爆発するような勝利だったと思います。人馬ともに歯を食いしばった気持ちのこもった直線の走りでしたし、皆さんの思いも乗せ、勝ちたいという気持ちの強さで勝ち取った勝利と言えるかもしれません。ここまで頑張って走ってくれましたし、今のところこのあとは休養に充てる方向で検討していますが、ようやく良くなってきた馬なので、これからの成長を楽しみにしたいと思っています。※キャロットクラブ様より許可を頂いて転載しています。

最後の最後でついに勝利を手にすることができました!

初距離でしたし、使い詰めで体調も心配でした。

直線も内と外から寄られて狭くなる瞬間もありましたが、よくこじ開けてくれました。

あそこで怯んでしまったら今日の勝利は無かったでしょう。

蛯名騎手も鬼気迫る表情で追ってましたし、その気合いがセルバンテスを勇気付けたのだと思います。

コメントにもあるように、ファインセラ4兄弟全てが勝ち上がりました。

縁あって4頭全てに出資し、応援してきた者にとっては感慨深い勝利です。

これでご褒美のお休みをあげられますね。

背中もトモもクタクタなようなので、しばらくリフレッシュさせてあげましょう。

この血統が良くなるのはまだまだ先。

特にこの仔は遅生まれなのでおそらく再来年くらいでしょう。

今日の一勝で未来が開けたので、今後の成長に期待したいです。

 

それにしても蛯名騎手の「つないだよ」のコメント、泣かせますね~。